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私たちの強み

私たちの強み

“一気通貫”の製造体制

大森化成は“ものづくり”と“ひとづくり”を事業活動の中心に置いています。一人ひとりの社員が複数の工程を経験し、製造の上流から下流まで緻密に連携しているため、一気通貫の高品質なものづくりが可能です。お客様からのご相談を受けて生産し、出荷するまでの各工程の仕事をご紹介いたします。

STEP
1

ご相談・お問合せ

お客様からのお問合せやご相談の窓口になるのが営業セクションです。パッケージの用途は何か、お客様の内包物(製品)は何かをうかがい、必要な機能を確認してから生産に移ります。新規のご依頼の場合、営業部署内や工場の責任者を含めて話し合い、当社で実際に生産できるかどうかを判断します。指定原料のみ使用した無添加パッケージや静電気を除去する機能を備えるパッケージなど、難易度の高い要望にも積極的にチャレンジしています。

私が詳しく説明します!
ここがポイントです

生産したパッケージの品質がそのまま大森化成への信頼につながるので、トラブルのないよう生産し納期に応えることを第一に考えています。時に納期を早くできないかというご相談もあるのですが、自信をもって規格を出せる品質に仕上げることを最優先にしたいと思っています。お客様からサンプル依頼があれば生産現場と一緒に考え、サンプル試作を出せる体制を整えています。今後も産業界の発展につながるものを作っていきたいですね。

こんなことができる

年々高度な品質が求められるようになってきました。社会的な環境意識の高まりや、お客様の内包物(製品)の進化・高度化などが理由です。これまで継続して生産してきたフィルムでも、さらに高い規格で生産してほしいという要望もあります。大森化成は、お客様と一緒にパッケージを開発してきたものづくり会社です。お客様の用途をお聞きし、それに必要な機能を備えるパッケージを提案するのが喜びであり、使命だと思っています。

VOICE
あなたが思う、
“つつむを越えろ。”とは?

営業部

原料選びや機能性で、これからさらにパッケージの可能性は広がると思っています。現在でも金属用のパッケージには防錆機能のあるフィルムを、食品用のパッケージには保存期間を長くできるフィルムを開発・生産しています。時代が変われば、パッケージに求められる機能や形状も変わってくるはず。大森化成なら、その要求に応えていけると思っています。まったく新しいパッケージを開発して、世界中のお客様に提案していきたいですね。

営業部

STEP
2

サンプル試作(評価)

新規のご相談を受けた場合や現行製品の仕様変更がある場合などは、サンプル試作を行います。特殊なオーダーであればあるほど、他社にはない技術力が強みである大森化成の腕の見せどころです。これまでに使用したことがない原料で試作をする場合は、新たに設備や装置から導入することもあります。お客様の製品の用途に適したパッケージを作るために、量産化の目途をつけるのが試作工程。ここでのチャレンジが次世代の製品につながります。

私が詳しく説明します!
ここがポイントです

最初から思うような規格や品質に到達することはほとんどありません。何度も何度も試作を重ね、チャレンジの末にやっとお客様の要望を満たす規格を出すことができるのです。
当社ならではのスピード感のある判断力と実行力で、難しい試作でも形にしていくのが大森化成の強み。どうすればお客様に喜んでもらえるかを考えながら、各工程に関わる全員が協力して進めるからこそ、お客様の期待に応える製品開発ができるのだと思っています。

こんなことができる

これからの時代は環境に配慮した原料でパッケージを作っていく必要があります。いかに環境負荷を少なくするかは、お客様にとっても重要なテーマです。大森化成は製造過程で原料のリユースやリサイクルにも力を入れて「エコ生産」に取り組んでいます。生産したフィルム自体も廃棄されないもの、再生しやすいものを作っていくのは私たちの命題。内容物と一緒に袋ごと溶かして使用できる特殊な「溶融袋」は、ゴミにならないパッケージとして注目されています。

VOICE
あなたが思う、
“つつむを越えろ。”とは?

業務課

お客様に喜んでもらい、次の時代のスタンダードになる製品を作っていくことが目標です。私は生産管理をしているのですが、製造業で生産管理は工場をコントロールする重要な部分。生産計画通り順調に進み、納期までに出荷できたときが一番うれしいですね。各部署間で緊密に連携を取り、生産から出荷までスムーズに進行できるよう、これからもコミュニケーションを大切にして一丸となったものづくりを進めていきたいと思っています。

業務課

STEP
3

成膜

原料からポリエチレンフィルムを作り上げる工程が成膜です。決められたレシピ通りに原料を機械に投入し、フィルムの厚さが均一になるように細やかな調整をかけます。気温や気圧の変化によってフィルムが伸び縮みするので、ブロアーを強めたり弱めたりしながら規格通りの幅、長さ、厚さになるようオペレーティングすることが大切。1日のうちでも変化する温度に合わせて機械を何度も微調整し、お客様が求める規格のフィルムを作り上げます。

私が詳しく説明します!
ここがポイントです

成膜の難しさは同じ原料で同じ形状のフィルムを作る場合でも、気温や気圧などの条件が違えば同じ規格にならないところです。基本的には機械に原料を入れれば作ってくれるのですが、機械任せにするのではなく、人間の目や感覚で労を惜しまず丁寧に調整していきます。巻き上がっているフィルムをチェックして、均一な規格になっているかを常に確認することがモットーです。シワにならず幅がバラつかないよう注意して仕上げていきます。

こんなことができる

交代制で機械を稼働させているので、できるだけ生産ロスを出さないよう前後のオペレーターと綿密にコミュニケーションを取り、情報共有を行っています。ロスをできるだけ少なく生産する。その達成のために機械のトラブルやヒューマンエラーを少なくし、規格通りのフィルムを生産できるようチーム一丸となっています。まれに前回と条件が全く同じでも同じ規格が出せないこともあり、検証して原因を突き止めたときは「やった」という気持ちです。

VOICE
あなたが思う、
“つつむを越えろ。”とは?

フィルム課

入社してからずっと、フィルムを生産する成膜工程で19年やってきました。RBの溶融袋など新機軸となる製品を作ってきましたが、これからも新しいことへのチャレンジは積極的にやりたい気持ちがあります。将来的に「つつむ」ことは無くなっても、パッケージが無くなることはないと思っています。産業界で求められるパッケージの形がどう変わっていくか分かりませんが、大森化成に頼めば大丈夫と言われるように頑張りたいです。

フィルム課

STEP
4

印刷

成膜したフィルムを印刷機にセットし、転写してパッケージに印刷します。フィルムの生産と同時に、正確かつスピーディに印刷できるのが大森化成の強みです。フィルムは紙と違い、やわらかくて伸縮するので規格通りに印刷するには高度な技術が必要となります。また、パッケージへの印刷は温度や湿度によっても品質が左右されます。環境の変化によって印刷にトラブルが出ないよう印刷室を一定の温度・湿度に保ち、印刷の精度を保っています。

私が詳しく説明します!
ここがポイントです

色の調整はある程度のスキルがないと難しいです。1日のうちでも朝の刷り出しは色が淡く、刷る回数を重ねると徐々にインクのノリが良くなり、濃くなっていきます。そんなとき、色の濃淡を目視で見極め、印圧を下げたりして色調を合わせます。
サンプルを刷って色出しをするのですが、印刷ロットを回すためにいかにサンプル刷りを少ない回数で調整できるかが勝負です。印刷スピードを上げるには、効率よく色調整をすることが欠かせません。

こんなことができる

印刷機のポテンシャルはかなりあると思っています。現在は成膜したフィルムに転写を重ねて8色までの印刷が可能。特色の印刷でお客様の企業ロゴをはじめ、パッケージのデザインを規格通りに再現することができます。当社のフレキソ印刷機は転写する色がズレにくく、反転機がついているので、表面、裏面同時に印刷できるのが特徴です。
大手メーカーであるお客様からはパッケージ印刷を10年以上も継続して依頼されており、フィルム生産から一貫した体制で仕上げています。

VOICE
あなたが思う、
“つつむを越えろ。”とは?

印刷課

フィルムは半導体などにも使われているので、当社の技術はさまざまな分野で応用できるものだと思います。また、印刷はフィルムだけに限らず、あらゆる製品にとって必要になってくるでしょうね。近い将来、大森化成もいち早く新しい分野での需要を喚起できる存在になっていたいです。印刷担当としては、毎日変わらず高い品質で印刷を続けていくことが大切だと思っています。そのために、小さな変化も見逃さず正確さにこだわりたいですね。

印刷課

STEP
5

加工

生産されたチューブを袋状にする製袋加工をはじめ、ほかにも用途に合わせて多種多様な加工をする工程です。製袋は内包物(製品)によって何通りもの方法があり、シンプルに底をシールして袋状にするものや、チューブにマチをつくって畳み込んで袋状にするものなどさまざま。機械だけで加工するのではなく、人間のスキルも出来上がりを左右する重要なポイントです。そのうえで、お客様に求められる規格を出せるよう品質管理を徹底しています。

STEP
6

検査

出荷する前に製品が規格通りに仕上がっているかをチェックして、合格したものには検査表を付けます。検査する項目はフィルムの幅や厚みのほか透明度、質感、ラベルが合っているかなどもあり、目視や触感によるチェックも行います。規格外の製品を出荷してしまうとクレームの対象になるため、検査工程では必ず複数人でチェックをするのが基本。量産品以外の試作サンプルもチェックするなど、新規の製品開発にも関わる重要な工程です。

私が詳しく説明します!
ここがポイントです

1日のうち朝、昼、夜で製品の仕上がり具合が変化するため、入念にチェックします。一人で見るのではなく、必ず複数人で厳しく検査するのがポイントです。
製品の規格が出ていない場合は、原因を突き止めるために成膜工程や印刷工程に行き、オペレーターと直接会話するようにしています。生産現場の意見を聞いたり、機械の特徴を聞いたり、「なぜこうなったのか」とコミュニケーションを重ねることが品質管理のうえで大切だと思っています。

こんなことができる

検査といえば一人で黙々とチェックをしているように思われがちですが、大森化成の検査は違います。良いものを作るにはコミュニケーションが絶対に欠かせません。成膜の担当者や印刷の担当者と意見を交換し合い、「もう少し厚く」など規格の真ん中を目指して、部署を越えて連携することで製品の品質を高めています。
生産ロスを出す前に上流工程でチェックして食い止める。そうして良い製品を作るのがやりがいです。

VOICE
あなたが思う、
“つつむを越えろ。”とは?

品質管理部

大森化成では再生原料を使った新しいパッケージの開発も行っています。試作段階から製品開発に関われるので、大森化成がこれから世の中に出していく製品を見れるのが面白いところです。プラスチックは環境に良くないイメージもありますが、防錆効果や食品の賞味期限を長くする効果もある高機能フィルムがあり、産業界にとって必要なものだと思います。ものづくりが好きなので、常に良いもの、新しいものを作っていることが喜びです。

品質管理部

STEP
7

出荷

大森化成では出荷工程を最終の品質管理ととらえています。これまで各工程で一気通貫したパッケージ作りを進めてきて、お客様のもとに確かな品質でお届けするまで責任を持ちたい。それが当社のものづくりに対する姿勢です。いつでも安全に、効率よく、製品が損傷することなく納品できるベストの方法を考えること。それがパッケージメーカーとしての誠意。大森化成の品質管理は、出荷するときまで続いているのです。

STEP
8

アフターサービス

お客様に納品したあとも大森化成のものづくりは続いています。納品したパッケージが問題なく用途にあわせて使われているか、その使い心地はどうかを把握するのはもちろんですが、次の製品開発や品質改善のために必要な情報をお客様からリサーチすることも怠りません。時にはお客様のもとを訪れたり、お互いの意見を交換し合ったりして、より良い製品を生産・提供するために常に情報や要望のアップデートを重ねていきます。

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